園長のひとり言

11月です。

暑かった時期が長かったせいでしょうか。

秋になったと思ったら、すぐ冬が来てしまいそうな感じです。

巷では将来的に春と秋がなくなって「四季」ではなく「二季」になってしまうかもしれないなどと言われています。

昔から日本人は「四季」の季節の移ろいを感じながら心を豊かにし、様々な文化を育んできました。

本当に「二季」になってしまうとは信じたくありませんが、「四季」のある間はこども達と一緒にそれぞれの季節を感じていきたいものです。

さて、このところ世界中の様々なところで争いごとが起こっています。

ウクライナでの戦闘はすでに2年近く続いています。

さらにイスラエルとパレスチナでは10月に入って大きな戦闘があり、多くの民間人が犠牲になっています。

とても悲しいことです。

そんな中、日本は今でも平和に暮らしています。

島国でどの国とも陸地の国境を持たないということもありますが、私は古くからの日本の考え方も影響していると思っています。
世界での争いごとの多くは宗教的対立が影響していることがあります。

日本は昔から「八百万の神(やおよろずのかみ)」と言われ、あらゆる自然物、自然現象全てに神が宿るとされてきました。

「トイレの神様」という歌がありましたが、本当に烏枢沙摩明王(うすさみまみょうおう)という神様があるそうです。

どんなものにも神様がいてそのすべてを大切にするという日本人の心が少しでも世界に広まっていけば争いごとも減り、平和も広がっていくのではないでしょうか。

この日本人のおおらかな神様への意識をこども達に伝え、これからもずっと大切にしていきたいと思っています。

BY 園長

 

2023/11/01 (水) 園長のひとり言  ひいらぎ保育園

10月になりました。

記録的に暑い夏がようやく終わる感じです。

待ち遠しかった「秋」がやってきました。

こども達もようやく外で遊んだり、園外散歩で季節を感じたりできるようになります。

木々が紅葉したり、夜は虫の音が聴こえたり、空が高く見えたり、星もきれいに見えてくる、そんな「秋」を楽しんでほしいものです。

さて、ラグビーワールドカップを見ていると「ジャッカル」という言葉を耳にします。

皆さんは「ジャッカル」と言えばラグビーの姫野選手を想像することでしょう。

でも私は「ジャッカル丸山」を思い出します。

保護者の皆さんの中に知っている人はいないと思いますが、ジャッカル丸山は昭和の時代のプロボクサーです。

日本チャンピオンにもなった選手ですが、その戦い方がとても印象深い選手です。

テクニシャンではなく、頭を下げて左右のフックを振り回す変則的なボクシングでした。

ディフェンスは上手でなく、試合前半にはよくダウンを奪われました。

しかし、泥臭く戦っていく中で逆転勝利する試合が多く印象的でした。

格好よくはないのですが、打たれても倒されても諦めずひた向きに全身全霊で戦い抜く姿に感動を覚えファンになっていました。

何故あんなにも頑張れるのか、その姿を今でも時々YouTubeで試合を見ては力をもらっています。

よかったら試しに「ジャッカル丸山 YouTube」でググッてみてください。

人生の中では失敗したり、上手くいかずに挫けそうになることがたくさんあります。

そんな時、ジャッカル丸山の戦いを思い出し、めげずにもうひと頑張りできる自分がいたりします。

皆さんも、こども達もこれからの人生でいろいろな苦労があると思いますが、自分自身が力をもらえる何かを見つけて頑張っていきましょう。

BY 園長

 

2023/10/02 (月) 園長のひとり言  ひいらぎ保育園

9月になりました。

毎年8月の暑さが厳しくなっていましたが、今年は記録的な暑さでした。

猛暑日の日数も最高を記録しました。

もうそろそろ少しずつでもいいから涼しくなってほしいものです。

秋が待ち遠しいですね。

残暑はまだ続くと思いますので体調管理には注意したいものです。

さて、コロナ禍が終わり、今月から父母の会の活動としてクラス交流会が始まりますね。

コロナ禍になってからほとんどの活動ができませんでした。

人と人が交流することを避けなければならなかった3年間でした。

その間は自分のこどものクラスのお友達やお父さん、お母さんのことをよく知ることができなかったと思います。

ようやくみんなで仲良く交流し合える環境になりました。

ぜひとも参加してこども同士、大人同士仲良しになってください。

私は子育ての中でこどもの友達やその両親と仲良くなり、いろいろな行事をやってきました。

その中で楽しいことだけでなく、たくさんの有難い出会いに恵まれました。

こども達が大人になった今でもその当時知り合った仲間たちと仕事をしたり、お酒を飲んだり、旅行をしたりして楽しい人生を過ごすことができています。

とても有り難いことです。

「子は鎹(こはかすがい)」と言いますが、こどもは親同士の「鎹(かすがい)」なだけでなく、周りの人間みんなを繋ぎ合わせてくれる大切な「鎹(かすがい)」だと思っています。

こども達の幸せそうな笑顔を見ながらみんな仲良くなることで、きっとより良い地域社会が創られていくのだと思います。

少しずつ少しずつ始めていきましょう 

BY 園長

※「鎹」とは金属製で「コ」の字型をして尖った先端部分がある釘で木材と木材を繋ぎ合わせる道具のこと。

 

2023/09/01 (金) 園長のひとり言  ひいらぎ保育園