4月になりました。
4月になり、こども達も職員も新たな気持ちで令和7年度を迎えました。
新入園の新しいお友達も迎え、賑やかな新年度が始まりました。
新しい出会いを大切にし、新たなスタートを切っていきたいと思います。
さて、最近になって専門学校の先生に伺った話ですが、「電話のできない若者」がとても増えているとのことです。
求人広告でも問い合わせ先が電話の場合、ほとんど問い合わせが来ないそうです。
SNSが広まり、連絡方法はメールか LINE がほとんどで、直接「会話」をして意思の疎通をとることがとても減ってしまった結果のようです。
愛の告白も、別れの言葉も、顔を合わせて伝えるのではなく空虚なスマートフォンの画面で完結してしまう時代になってしまったようです。
その話を聞いてちょっと恐ろしくもなりました。
「この先、人間は、人間の社会は大丈夫なのだろうか」と。
事務的な連絡や伝達方法としてはとても便利なものだとは思いますが、大切な気持ちを人に伝えるとき、文字だけでは伝わりきらないと思います。
その人の口調や表情、声のトーンなどがあって初めて気持ちが通じ合うのだと思っています。
時代の流れや社会の変化には逆らえないところはあると思います。
明治時代から見れば、私の生まれた昭和はずいぶん変わってしまったことでしょう。
昭和生まれの私からすると令和は「変わりすぎてしまったなあ。」という思いでいっぱいです。
AIがさらに普及し、人間が何も考えなくてもよい時代になっていきそうで怖いです。
せめて、こども達には保育園生活の中で、人と人とが触れ合いながら、話し、体験し、感じあいながら過ごしていく経験を積み重ねていってもらいたいと思っています。
ご家庭でもそんな生活を大切にしていただけたらありがたいと思います。
BY 園長