園長のひとり言

10月の園長のひとりごと

「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、秋分の日の後、少し涼しくなり、湿度も落ちて「秋の風」を感じるようになってきました。

猛烈に暑く長い夏が終わり、ようやく秋がやってきそうです。

保育園での活動もお散歩や公園に行けるようになり、「秋」を感じることができそうです。

 

数日前、和歌山県で両親による2歳の児童の虐待死事件がありました。

このような事件はたびたび耳にしますが痛ましい事件です。

報道等で見るたびに、何とかなくならないものかと心が痛みます。

 

私が生まれた昭和の時代は悪いことをすれば、親や教師から普通に叩かれて育ちました。

「お尻ぺんぺん」などかわいいもので、平手打ちも珍しくありませんでした。

 

しかし、今の令和の時代の捉え方は大きく変わっています。

こどもに対する身体的、心理的虐待の定義はとても細かくなっています。

こどもの前で夫婦喧嘩を大声ですることも心理的虐待です。

こどもに対し心や体に痛みを伴う対応や躾はほとんどが虐待に当たると捉えるべきです。

仕事に家事に子育てに忙しい生活の中で、幼いこどもへの対応は時にイライラしたりすると思いますが、そんな時、数秒立ち止まって心を落ち着けてこどもと向き合ってください。

こどもは未熟でまだ大人と同じようには考えられません、理解もできません、行動もできないのです。

まだまだこれから成長しながら大人になってきます。

それまで長―い目で見守ってあげてください。

 

保護者の皆さん、毎年、来月11月は虐待防止推進月間です。

少し早いですが、こども達とのかかわりの中で心にとめていただければありがたいです。

 BY 園長

 

 

 

2025/10/06 (月) 園長のひとり言   ひいらぎ保育園