暑かった時期が長かったせいでしょうか。
秋になったと思ったら、すぐ冬が来てしまいそうな感じです。
巷では将来的に春と秋がなくなって「四季」ではなく「二季」になってしまうかもしれないなどと言われています。
昔から日本人は「四季」の季節の移ろいを感じながら心を豊かにし、様々な文化を育んできました。
本当に「二季」になってしまうとは信じたくありませんが、「四季」のある間はこども達と一緒にそれぞれの季節を感じていきたいものです。
さて、このところ世界中の様々なところで争いごとが起こっています。
ウクライナでの戦闘はすでに2年近く続いています。
さらにイスラエルとパレスチナでは10月に入って大きな戦闘があり、多くの民間人が犠牲になっています。
とても悲しいことです。
そんな中、日本は今でも平和に暮らしています。
島国でどの国とも陸地の国境を持たないということもありますが、私は古くからの日本の考え方も影響していると思っています。
世界での争いごとの多くは宗教的対立が影響していることがあります。
日本は昔から「八百万の神(やおよろずのかみ)」と言われ、あらゆる自然物、自然現象全てに神が宿るとされてきました。
「トイレの神様」という歌がありましたが、本当に烏枢沙摩明王(うすさみまみょうおう)という神様があるそうです。
どんなものにも神様がいてそのすべてを大切にするという日本人の心が少しでも世界に広まっていけば争いごとも減り、平和も広がっていくのではないでしょうか。
この日本人のおおらかな神様への意識をこども達に伝え、これからもずっと大切にしていきたいと思っています。
BY 園長