この原稿を書いている今日も雨が降っています。
雨は何となく気持ちが沈んではきますが、地球上で生きている命にとってはなくてはならないものです。
雨のありがたさを考えながら雨の季節もこども達と一緒に楽しめたら素敵だなと思います。
さて、このところテレビでは「お米」の話題で持ちきりです。昨年の5月には 5 ㎏2000円台だったのが、今は 5 ㎏ 5000 円近くになっています。
1 年で倍以上に値上がりするとさすがに話題にもなると思いますが、それにしても大きな話題になっています。日本人の「お米」に対する思いがとてもよく表れている問題だと思います。
日本人にとって「お米」は毎日食べる主食であるというだけでなく、米で作った鏡餅がお正月に神様を迎える神聖な物でした。
年中行事やお祭りは米の豊作を祈るものがたくさんあり、米、餅、日本酒などが神様に捧げられます。
こどもの頃、お茶碗に米粒を一粒でも残していると「お百姓さんに申し訳ない」といって祖母から叱られたことを覚えています。
また江戸時代は税金として「お米」を納め、米が経済の中心でした。
はるか昔から「お米」が欠かせない「文化」であったことがわかります。
私も「お米」が大好きで、若い頃は毎日、朝ごはんでお茶碗に 3 杯食べていたものです。
今、備蓄米の放出が大きく取りざたされていますが、そのことよりも日本人にとっての「お米の存在」について改めて、みんなで考える機会にしたいものです。
BY 園長